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まちゃぴの部屋

まちゃぴの部屋

入院日記 5

5/24 入院9日目

はるぴー朝6時起床。
さっそくうるさいのでプレイコーナーへ・・・

すると同じ口蓋のオペを受けた1歳前後の女の子2人と赤ちゃん1人が登場。
困ったチャンはまだ寝ているらしく珍しく静かで穏やかなひと時を過ごす♪

同じ軟口蓋裂のMちゃんはまだ11ヶ月なのに11キロと立派な体格。
(この子はミルクも食事も鼻モレとかせずに割りと普通に出来ていたらしい)
口唇口蓋裂のFちゃんは1歳で10キロ弱とまあまあ普通。
一番のお姉さんのはるぴーは相変わらず7キロ代で一番小さいのだ。

皆それぞれなんだな。。。と思いました。

この頃になると朝・昼・晩と同じ顔を見ているせいか
ちょっと遊んでいる間に見ててもらって、トイレや付き添いベッドの片付けなどが出来るようになりました。
すごい進歩♪一方でパパには全然なつかなくなっちゃったんだけどね~(^_^;)

この日は術後の言語診察があって発達の様子などをチェック。

ストローが使えるようになったというと驚いていた。
吸う事は出来たので、あとはラッパなどで吹く練習をしてくださいとのこと。
言葉の発達にははやり口の中の筋肉を上手に動かせないといけないんだそうです。
耳から聞くだけじゃダメなんだね。

その後母が顔を出してくれたけどちょっと遊んですぐに帰る。

今日は昨日の教訓から、夕方どんなに眠そうでもがんばって起こしておいた。
おかげで8時には寝てくれた~!(^o^)丿ヤッター!

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5/25 入院10日目

今日も朝6時起床でプレイコーナーへ・・・
入院生活もだいぶリズムが出来てきたように思う。

ちょっと遊んで8時に朝食。
食欲もあるし、裂をふさいだ分食べやすいみたいでモリモリ食べる♪
よかったね(^^)v

その後午前中にガーゼ交換の為処置室へ・・・
するといきなり「今日抜糸ですねー」と言われ福耳を取ったあとの抜糸が始まった!

私もイキナリでビックリして「え・・なにも聞いてないですけど?」というと「でもカルテには今日、抜糸って書いてあるんで」といって作業を進める女医さん。

相変わらず泣き叫ぶはるぴー。
何針分もあってかわいそうで「今日は聴覚検査がある予定でまた眠剤を飲ますのでその時、眠ってからじゃダメなんですか?」と聞いてみるものの
「まあ、それでもいいですけど、どっちみち抜糸すれば起きちゃいますよ。どっちでもいいですけど、どうします?」と女医さん。

どうします?って言ったってもう作業始まってるんだししょうがないか・・と思ってそのまま作業を続行してもらった。

やっと終わって処置室を出ると抜糸した後に貼った傷テープに血が付いていたので
もう一度戻って「血が付いてるんですけど・・・」というと
新しいテープを張るためにまた作業開始。
また泣くはるぴー。もうかわいそうだよ~(TT)

でもテープがピンセットで上手く貼れずにやり直し。
今度はばんそうこうを小さく切って貼ろうとしてたんだけど
これも上手くいかずに貼りなおしたりしていたらなんと傷口がパックリと開いてしまっって出血してしまった!!

慌てて止血する女医さん。
私もビックリして「ちょっとこれ、縫い直しになっちゃうんじゃないですか!?」って言ったら「そうかもしれませんね」と一言。

もうすっごいショック!!ぬいぐるみ縫うんじゃないんだから!!(怒)
ギャーギャー泣き叫ぶはるぴーを押さえつけてるのだって辛いのに!

もう思わず見てられなくってはるぴーの手を抑えたまま床に座り込んで号泣してしまった私。

処置が済んでもう、血は止まりましたからって言われてもせっかくふさがってた傷が開いてしまったことには変わりない。
せっかく今まで頑張ってきたのに!との思いがこみ上げてきてそのままはるぴーを抱きしめたまましばらく泣き続けてしまいました(;_;)アウアウ

ちょっと落ち着いてから部屋へ戻ると、交代する為にパパが来た。
旦那の顔を見たとたん、また涙があふれて号泣。

事情を説明していると病棟の担当医が来た。
抜糸の時期は今日でよかった事、処置で血が出てしまうのは子供で動くからある程度しょうがない事などを言い訳っぽくしていたけど、納得できるはずもない。

動くからしょうがないって言うんだったらこっちの申し出通りどうせ眠剤飲む予定だったんだから眠ってる間にすればよかったじゃない。
結局、傷口を確認した結果縫い直すことになってしまった。

傷口に麻酔の注射をしてまた押さえつけて縫うんだって。
子供だからそんなに痛くないはずですって。
そういう問題じゃないじゃん!

今日の耳の検査はどうなるのか!?入院期間はどうなるのか?
その間にかかるお金は!?いろんな事が頭の中をかけめぐったけどパニクっていて考えられない。

そうこうしているうちに処置の用意が出来ましたといってまたはるぴーを預ける事に。。。
今度は病棟の担当医が縫ってくれるらしいけど、もう何度も何度も泣かせて可哀想だよー(;_;)
もうスゴイ声で泣いてるのが聞こえてくるし・・

時間的にはものの10分程度だけど、はるぴーにとったらどんなにか恐怖の10分間だったか。。。

汗びっしょりになってヒックヒックして戻ってきたはるぴーを抱いていると
さっきの処置に失敗した女医が病室に来た。

・自分にも同じくらいの子供がいるのでなによりはるぴーちゃんに申し訳なく思っています
・慣れている作業という慢心があったかも知れません。
・なにかおっしゃりたい事があればどうぞ言ってください。

ってな事を言っていたけどもう私はもう何かを言う気力もなく何も言う事が出来ませんでした。

その後はるぴーは泣き疲れたのかウトウトし始めた。
今日は交代で家に帰る予定だったけどこんなはるぴーを残しておけないので家には戻らない事にした。
でも息子は私が帰ってくると思って鍵を持たずに学校に行ってしまったので旦那はまた家に戻って出直す事になりました。

その後起きたけどご飯もいつもの半分くらいしか食べなかった。
ショックが大きかったのかな・・・そりゃそうだよね。

その後しばらくは気を取り直して遊んだりしていたけど
騒ぎを聞いた同室のお母さん方が抜糸談義に燃えていた(^_^;)

やっぱり赤ちゃんの時に受けた口唇裂の抜糸の時、出血した所が傷跡になって残ってしまったというのだ。
動くからしょうがないでは済まして欲しくないよね。

結局最初の予定通り聴覚検査もやってもらえることになり、眠剤を飲ます。
これまた大泣き。
パパに電話して検査室の前で待ち合わせる。

生後3ヶ月の頃やったABRでは一度で終わらずに2回もやる羽目になったけど
今回は1度で無事終了しました。

検査後も眠り続けるはるぴーをパパに見ててもらって私は病院の近くにある銭湯にはじめて行ってみた。
他県から来ている人たちは皆、ここの銭湯を利用しているのだ。

30分ほどで戻るとはるぴーはまだ寝ていた。
息子が家で待っているためパパはまたすぐに帰る事に。
帰る前にムギュー&チュウしてもらって元気をもらう。

私も疲れたのではるぴーと一緒に夕寝。
その後起きたはるぴーは夕飯をほぼ全部食べた。よかった。

夜もなんとか普通に寝てくれたけど、私はいまだモヤモヤとした気持ちが抜けずに睡眠不足になったのでした・・・。

                   続く


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